2017企画の方法Step:2

 


2017企画の方法Step:2
▼Step-1を基礎に
2-(1)今どうなっているか(現状)
2-(2)何をするか(企画案)
2-(3)どうなっているとよいか(ゴール)
を決めることで企画作業の中心部分です。

※企画立案作業の全体については2017年新版「企画の方法」をご覧ください。
http://www.pi-at.com/2017/05/post-755/(2017/05/17)

企画案の策定は、(1)現在の把握(2)企画案の策定)(3)狙いの姿設定という構造です

企画案を考える順番は図①②③とは異なり、以下の図のように①③②となります。

現状①を見て、いきなり②「案を考える」と失敗します。うまくいっても偶然です。
現状と目的(狙い)の間にある「企画課題を把握」したうえで、どうしたら目的達成できるか対策(企画案)を考えてください。
現状の中に、目的達成時の状態に「無いもの」があります。そこに答えのヒント(企画案の核)があります。目的達成状態を理想に近づけ、あれもこれもと欲張れば、「今無いもの(=対策を立てるべきこと)」がたくさん出てきてしまいます。

▼2-(1)今どうなっているか(現状)

現状を分析するときポイントは、規定と分析を2段階で行うことです。慣れてきたら同時に行えます。
2-(1)-1「現状を規定
その現状の構成要素を抽出してください。分解して部品のひとつひとつを確認するイメージです。そのひとつひとつについて「今どうなっているか」確認してください。注意ポイントは「単に今どうなっているか」を確認(認識)するのみです。予断を持たないで(原因や対策を想定しないで)事実のみ列挙です。
2-(1)-2「現状を分析
その現状の構成要素ひとつひとつについて、「どこ(何が)がいけないのか」探ってください。
探り方は、
・出来事の原因になったのかどうか
・目的達成に、今の状態でOKかどうか
「どこ」の「どのような状態」が「いけない」と仮規定します。
その後、構成要素間についても同様に行います。これで「当たりをつける」のです。
これで「現在の状況の把握」が終わりました。
これを基礎に
▼2-(3)最後にどうなっているとよいか(ゴールを描きます)
目的を描き、「現状との間で課題を浮き彫り」にします。
▼2-(2)企画案を導きます。

図を例に「既定のしかた(書き方)」を解説します。

(0)指示のかたちが
①新会社の設立をしたい
②売上の拡大をしたい
③人材の確保をしたい
④営業力を強化したい
⑤働きがいがある会社にしたい
⑥新業態を開発したい
⑦業績の拡大をしたい
⑧企業の成長を図りたい
などという場合
(1)現状(そこに無いもの)
今現在、そこに何が「無いのか」を決めつけ(規定)ます。
①会社が無い
②売りものが無いから売上があがらない
③社員が居ない(不足している)
④ペケ社員が居る
(営業力が無い・・・では、目的を裏返しただけの言い換えになってしまいます。)
⑤活気が無い社内
⑥コンセプトが無い
⑦戦略が無い
⑧ビジョンが無い
ここで「無い」と規定したものが、ゴールの達成(目的の達成)に不可欠のものになるように、「これがあればよい」という書き方にします。
新会社設立で、会社が無いというのはすぐに思いつきます。売り上げの拡大のときに、「売りものが無い(から売り上げが上がらない)」と(原因がわかるような、求めるのものが明確にわかるような)意図的な書き方をするのです。
この段階で「原因の想定」が行われています。しかし、思い付きではなく、現状分析の中でキャッチした原因と組み合わせた書き方で「無いもの」を明確化するのです。

次に(3)を考えます。
(3)目的・目標の設定(どうなるとよいか)
①登記された法人がある(会社が設立されている)
②店頭に人気商品がある(売れている状況)
③配属済み営業マンがいる(新採用の社員が配置されている)
④成果を出す社員が増加(成果に反映している)
⑤成長している社員が定着している(これは2段構えの書き方)
⑥コンセプトがある(無いものがはっきりしている場合はそのままでもOK)
⑦中長期戦略を策定した(今までは単年度の売上計画だけだった)
⑧明確なビジョンを制定(無いものがはっきりしている場合はそのままでもOK)

最後に
(2)企画案(何をするかのヒント)を考えます。
(1)と(3)を見比べて、何があると良いかを導き出します。
①事業計画をつくる
②新商品開発をする
③社員募集をする
④評価を明確化する
⑤勤務時間を厳密化
⑥意識統一をする
⑦成長の基礎をつくる
⑧進むべき方向を示す
例示が具体的でないのですが、こういった作業をします。
これで「決め方のヒント」をつかんでください。
詳細は次回以降に。

▼▼クライアントのために
企画会社あるいは企画者(プランナー)は、企画案を通りやすくするように現状認識や現状分析をする傾向があります。その結果の表現にも、プレゼンや企画書の中に「あるのか無いのか」を明確に書ききらない(=あいまいな書き方)文章があります。それを発見しましょう。そこは「質問・確認」項目です。見逃さないように。計画の失敗(予定通り成功しない理由)もそこにあります。

▼▼▼その後
2-(4)考え着いた企画案の中には「個別企画(細分化されたゴール)」がいくつか含まれていますので、それを確認します。これら個別企画が集まって最終目的を達成します。目的が大きい・複雑であると「企画案(解決策)」は、多くの個別解決策の集合となります。
2-(5)で「ゴールの姿(2-(3))」を「言葉と数値で明確化」します。この規定のしかたで、目指すこともはっきりしてきて、より具体的に動けるようになります。
※2-(4)と(5)は、次のStep3(の準備として)ダブります。
この作業を繰り返し、「目的が達成できる」と言い切れるまで行います。

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