時代の変遷【中間編】

 

「時代の変遷で何を知ったらよいのか」を追加しました。
マーケティング発想を強化するためです。
時代の変遷は「顧客ニーズの変遷」でもあります。

ニーズ(欲求)の変化は、「マズローの欲求の5段階説」が基礎となっています。しかし、この理論のように単純に「順番に発生する」とは限りませんので注意してください。

「マズローの欲求の5段階説」
①生理的欲求(生存の欲求)食べたい・眠りたい
・食べるものが無い時代には、「食べたい」
(Physiological)
②安全の欲求(安定の欲求)危険を回避・不安を解消したい
・壊れないテレビ(きちんと映る)
・安心して食べられる「食中毒回避・無農薬」
(Safety)
③社会的欲求(帰属の欲求)社会と関わりたい・楽しみたい
・自転車でサイクリングしたい
・スマホが欲しい
・「家族で食事を楽しみたい」
・「高級ホテルで食事をしたい」
(Social / Love and belonging)
④承認の欲求(評価の欲求)認められたい・尊敬されたい
・仕事で成果を出したい
・無視されたくない
(Esteem)
⑤自己実現の欲求(目的達成の欲求)狙ったことを達成したい
・自分の夢を実現したい
・社会貢献もしたい
(Self-actualization)

世の中のニーズ(欲求)は、この階段を昇って行ったのです。
(注)
・食べられるだけでなく、もっと「おいしいものが食べたい」
・モノからコトと言ったって「持っていない人は、それが欲しい」
という「欲求の出方もある」ことを忘れずに構えてください。

図はウィキペディア自己実現理論より

▼外食企業の開店(店づくり)でのマーケティング活動も必要に応じて各機能が働きました。まずは第一次欲求で「食べるモノ」をつくらなければなりません。
順次、高度化していきます。

食事では
「空腹を満たす」から「食事を楽しむ」というように
・「食べたい」
・「安全・安心なものを食べたい」
・「栄養のあるものを食べたい」
・「美味しいものを食べたい」
・「あの高級な店で食べたい」
と、欲求の階段を上ります。

現在では、国民も企業も、知識・体験が増えましたから、
「必要なこと」を、
「全部」、
「同時」に考える
ことを当然のこととして行っています。
さらに高度な「第六次欲求」や「第七次欲求」が出てきたら、みなさんのマーケティングにも「新たな機能(拡張)」が求められるでしょう。
自社の事業に当てはめてみてください。(例は飲食業の開店・開業です)

■50年代 戦後の物が無い時代
「つくれば売れた時代」

ご来店したら必ずお食事をしていただけます。
きちんとつくる「製造体制準備」をして「開店」します。
まずは「料理(おいしいもの)」の提供を確実にします。
「開店景気」でにぎわいます。

■60年代 大量生産・オートメーションの時代
「大量生産の時代」

「ピークタイム」にも、「品切れ」にならないように
「仕入れ体制」を整えます。「人員配置」も考えます。
「楽しく食べられる」ように
「オペレーションの効率」も考えます。
お待ちのお客さまで行列も発生しました。

■70年代、モノがあふれ、大量販売の時代
「セールスの時代」

「おすすめ」で、もう一品
「宴会・パーティ」で、一括大量販売など
「ニーズの追加」で「拡販」を考えます。
近くに「類似店(競合店)」も開店しました。

■80年代 トータルで考えるマーケティング時代
「サービスの時代」

機会を逃さないように「年間行事」など考え
「何のためにこの店に来たのか(お客さまの来店動機)」
に合った販促などを企画提案します。
「アイドルタイムの活用」なども考えます。

■90年代 混迷の時代
「企画提案セールス時代」

「ニーズの変化(お客さまの経験の増加)」に合わせて、
「こんな(楽しみ方のできる)店」はいかがですか、
と新たな提案を行い、お店全体での訴求を開始します。
「コンセプト通り」になっているかなども見直します。
1号店が成功すると
「2号店」や「新業態の提案」をします。

■2000年代 ネット社会からSNS社会へ
「企業の競争力喪失時代」

食べログの評判が気になり、「いいね」を書いてもらう仕掛けを考え始めます。
他社との競争で
「戦略の巧拙(自社目的の実現)」が気になります。
「本業回帰(原点見直し)」なども考え始めます。
「何屋だったのか?」を忘れないようにします。

さあ、次は現在(2010年代)です。
「10年ごとの時代定義」としては途中ですが、後編で(K)

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